Lonowの雑記

(個人ブログなので何を書いてもいいと思っている顔)

インスタントみそ汁"ゆうげ"の時間操作をする

皆さんこんにちは。Lonowです。
お元気ですか?私はやっと春が訪れが感じられるような気候になり(花粉が大量に飛んでいること以外は)過ごしやすくなった日々を生きています。

自炊、してますか?

ところで、春といえば新生活のイメージですね。この記事を読んでいる人の中にも新しくひとり暮らしを始める方もいるかと思います。ちなみに私は相変わらずひとり暮らしをしています。そしてひとり暮らしの3大面倒臭いと言えば「掃除・洗濯・炊事」ですよね。その中でも特に面倒なのが「炊事」です。掃除や洗濯は最悪溜め込んで無かったことにすれば何とかなるものの、食欲は無かったことにはできません。なぜなら人間の三大欲求だから。

そんなスーパーめんどくさい自炊を助けるのがこちら
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ありがとう、いらすとや様
そう、インスタント味噌汁です。お湯を入れるだけで味噌汁ができるという天才的な発明品です。もし自分で味噌汁を作るとなると作りすぎて冷蔵庫を圧迫し、気づいたら嫌な臭いがしているという悪夢のよう状況になります。
ひとり暮らしあるあるを挙げたら8ターン目位に出てきそうなあるあるですよね。

味噌汁を腐らせるのが嫌な私は永谷園の「ゆうげ」という味噌汁を好んで飲んでいます。

別にいつも地面に置いているわけではありません

「ゆうげ」というネーミング、本当に美しいですよね。

夕餉とは《古くは「ゆうけ」》夕方の食事。夕食。夕飯。(goo辞書より)

ここまでストレートなネーミング、なかなかできるものではありません。夕食にぴったりですよという永谷園の自信がビシビシと感じ取れます。ここまで来ると夕食にしか食べてはいけないのかというプレッシャーを感じます。

その日もいつも通り夕飯のお供に味噌汁を飲もうとしていた私でしたが、突然心の中に現れた反発心からこんなことを思いつきました。
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。。。ダメに決まっています。
商品名に「ゆうげ」と入っているのに昼に飲むことが許されるわけがありません。これは午後の紅茶を早朝に飲んだり、大人のふりかけを小学生が遠足に持ってくる事と同様に現代社会のタブーの1つです。なんか昔のインターネットコピペ集に乗っていたような気がしますが。。。

どうしても昼に飲みたい

そうはいっても人生100年時代といわれる現代、どうしても昼にゆうげ飲みたいときも今後の人生で出てくることは間違いありません。何とかしてでもゆうげを昼に飲みたいと思い、ひとり考えることにしました。

一杯の味噌汁を飲むためにいちいち時差のある海外へ行くのは経済的に不可能ですし、ど〇ぶつの森のように内蔵の時計をいじって夜に無理やり変えることも当然できません。その結果ある一つの仮説へたどり着きました。
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ゆうげの袋裏面に書いてある商品説明を読むと、

お湯をきちんと量っておいしく

「調理みそ」と「具」を器にあけ、熱湯(160ml)を注いで、よくかきまぜてください。

と、しっかり明記されています。つまり熱湯を160ml入れた時が「ゆうげの時間」になるわけです。逆に言えばそれ以前の熱湯を入れている最中は「深夜0時から徐々に時が進んでいる」状態となり、うっかりお湯を入れすぎてしまった場合はあの「夢中になっていたら夕食を食べることさえ忘れてしまい気付いたら深夜」という状態を再現できるのではないでしょうか?

取り敢えず調理みそと具を容器にあけていきます。今回は分かりやすさを重視してお椀ではなく白い皿を使います。

調理みそと。。。

具を入れます
これで準備は完了です。流石インスタント、便利であります。

時を操作する

それでは実際に濃さを変えて時を動かしていきたいと思います。
今回はお湯が一切入っていない状態を0時とし、夕食の時間を20時と設定します。そして熱湯を20ml注いでいくごとに時が2時間30分進んでいく事とします。濃さの変化もわかりやすくしたいのでGooglechrome拡張機能を利用してカラーコードも計測していきます。

  • 0:00(0ml)


まだ液体を一滴も入れていない状況です。つまりただの味噌です。口の中でだんだんと溶けていく感じがします。味噌が名物の地域で売られているみそ味のチョコレートの様と表現するとおいしそうに聞こえますが、味噌汁としては全く成立していません。カラーコードは器の白から採って#B2B3B1とします。

  • 2:30(20ml)


かなり塩みが強い状態ではありますが、先程と比較すると水が入った分飲みやすいは飲みやすくなりました。カラーコードは#A2724Cとなりました。

  • 5:00(40ml)


液体量は2倍になりましたが、味にはそこまでの変化は見られませんでした。カラーコードは#9F714Fとなりました。まだ太陽が出てくる気配はありません。

  • 7:30(60ml)


やっと太陽が出てきたのと合わせるかのように、微妙な溶け残りが消えました。深夜や早朝帯に感じられた塩味のトゲトゲする感じも薄くなって無くなっています。カラーコードは#896E53となりました。

  • 10:00(80ml)


色だけ見ると まだレシピの指定水量の半分にしか達してないと思えないぐらいの濃さになりました。味も濃いめではありますが、濃い白みそが好きな人はこのへんで良いかもしれません。カラーコードは#B3976Fになりました。

  • 12:30(100ml)


やっと湯量が3桁に突入しました。乾燥わかめや乾燥ネギも水を吸収してヘニャヘニャになってきました。普通の濃さが好みの人もこのレベル友人などの家でで出されたら「まあ、そういう味付けの家もあるか」と思えるレベルです。カラーコードは#645E44になりました。

  • 15:00(120ml)


時間帯としては「おやつげ」ぐらいの時間ですが、美味しくなってきました。所々味が濃いところもありますがそれがむしろ高級感を感じさせるような味になりました。ゆうげリッチやゆうげプレミアムが発売されるとしたらこの程度の濃さになるでしょう。カラーコードは#999A7Aになりました。

  • 17:30(140ml)


非常に美味しい。嫌な感じの濃さや塩味も感じられない。ゆうげのおいしさの正解はここにありました。まさか日曜日、笑点が放送されている時間がぴったしの液体だったとは。。。カラーコードは#AC987Dとなりました。

  • 20:00(160ml)


レシピどおりのはずでしたがやや水っぽさを感じるようになりました。ただ、決して不味くはありません。ちょっと放置していると味噌が沈んでいき透明な上澄みの様なものが出てくるようになりました。カラーコードは#A49E85になりました。

  • 22:30(180ml)


ここまで来るとゆうげでは無く、もう「しんやげ」と呼んでも差支えがないレベルになってしまいました。色からも薄さを感じる事が出来るようになります。ただ、飲めないほどかといわれるとそういう訳ではなく、100mlのときと同じ様に「こういうみそ汁の濃さの家もあるんだな」とギリギリ許容出来るラインではあります。カラーコードは#9E9880となりました。

  • 25:00(200ml)


ついに時間としてはオールナイトニッポンが始まってしました。「オールナイトニッポンげ」ですね。流石に「水を入れすぎてしまった〜」と後悔するレベルです。よそ見しながらインスタント食品を作っていた人がハッと気付いて慌てて止めたくらいの水量になってします。カップスープやインスタントラーメンもそうですが、こういう調理タイプで水を入れ過ぎると致命傷になってしまいますね。色も薄く、水面からも明らかに水を感じるようになってしまいました。カラーコードは#AFAF97となりました。

  • 27:30(220ml)


オールナイトニッポンも終わってしまいました。これは完全に失敗です。なんでインスタントみそ汁で失敗するの!?という薄さになってしまっています。もちろん頑張れば飲めないこともないが。多分ふつうのお椀を利用していたら容器から溢れているレベルで水を注いでしまっています。カラーコードは#878F87になりました。

これ以上熱湯を追加すると容器から熱湯があふれてきてしそうなのでこの辺にしておきましょう。

24時間時計にしてみた。

せっかくカラーコードを測定したのでGoogleスプレッドシートを利用してこれを色の変化を円グラフに表現してみようと思います。

完成したものがこちら
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うーん。。。せっかく作った割には写真ほどの変化を表現することが出来ませんでした。美味しくできているはずの時間帯の色が微妙な色になってしまい、塩味が濃すぎる時間帯のほうがかえって色だけで見るとおいしそうに見えてしまいます。インスタント時計の色変化を時計化するには人類はまだ早すぎたのかもしれません。残念。

まとめ

個人的にはゆうげは140ml入れた状態、つまり「ごじはんげ」の状態が一番おいしいことが分かりました。
また、インスタント味噌汁の濃度で表す時計はその色変化の分かりにくさと、そもそもの需要の無さから存在価値がほぼないことが分かりました。

ちなみに、永谷園には今回利用したゆうげのほかにも「あさげ」と「ひるげ」といった姉妹味噌汁(?)もあるようなので、機会があればそちらでも試すことができたとロ思います。

すっかり薄くなった味噌汁は私が美味しくいただきました。

この表示、一度やってみたかった

それでは、また。