本州最短空路で但馬空港へ飛び、豊岡駅まで徒歩で行く〈Lonow的豊岡城崎ひとり旅①〉
皆さんこんにちは、Lonowです。
およそ3ヶ月ぶりに旅行に出ることにしました。
当初は北海道に行くつもりでしたが、北海道知事が「来道自粛」を要請していた為今回は一旦断念しました。そこで代わりと言ってはなんですが、大阪府の池田市と豊中市、兵庫県伊丹市の3市に跨る大阪国際空港(以下伊丹空港)から同じく兵庫県のコウノトリ但馬空港(以下但馬空港)へ飛んで行くことにしました。
当然ではありますが、マスク着用や検温といった感染対策はしっかり行った上で行動しています。正直「ひとり旅」という行為そのものにはそこまでリスクが大きくないことは既に文献などにも出ているのですが、なかなか大きな声では行けないのは辛いものですね。兎にも角にも今回は1泊2日の日程で体験したことを3本でまとめて書いていきたいと思います。
実は「初めて」の伊丹空港
やって来ました伊丹空港です。普段から用事もないのに伊丹空港に来て旅行気分を味わっているのですが、ここから実際に飛行機を利用したことは有りませんでした。というのも、伊丹空港にはLCCが就航しておらず、ANAとJAL(とそのグループ会社)がメインとなっているので金無し旅人には高嶺の花の存在だったからです。
偶然ですが、6月の伊丹空港は「北海道キャンペーン」をやっているらしく、今回北海道上陸を断念しているので「私への当てつけか！！？？」と勝手に思っていました。絶対そんなわけないので保安検査場へと向かいます。
「あれ？チェックインしないの？」と思った賢明なな読者の皆さんは、おそらく私と同様に格安旅行メインの方でしょう。私もビックリしましたが、JALには「タッチ＆ゴー」というスーパー便利機能があるのでチェックインに行かずともそのまま保安検査場前でQRコードを見せるだけで入ることが出来るみたいです。預け荷物がある場合等カウンターに行かなければいけないケースもありますが、私はリュックひとつだったので本当に電車感覚で中に入ることが出来ました。
保安検査場までは簡単に入れたものの、ここでまさかの4回も再検査に会いました。どうやら鞄の底に自転車用の六角レンチが入りっぱなしだったようで、これがX線検査を通してみると十徳ナイフに見えたみたいでめちゃめちゃ警戒されました。自転車趣味と旅行趣味を兼ねている人は気をつけましょうね。
こうして無事に空を飛ぶことが出来ましたが、昆陽池の上空あたりで一気に雲の中に入っていきました。JALからも離陸前に「但馬空港視界不良のため条件付きフライト」になるという連絡が入っていたりしていたのである程度覚悟はできていましたが、小さい飛行機がギシギシ音を出しながら何も見えない空間を飛んでいるのはヒヤリとしました。
私としては、「このまま伊丹に引き返したらそれはそれで(旅行記としては)美味しいし、別に陸路から行っても宿には間に合うな〜〜」といやらしい事を考えていましたが、平日金曜日は普通に移動に使っている人が多く、会社とかに電話してる人やJALのスタッフさんに「本当に行けるんですか？」と行っている人がいたりして邪悪なことを考えていた私は申し訳なくなりました。
そうそう、タイトルにしていたのにすっかり忘れていましたが、今回のメインの目的の1つに「本州最短空路」に乗ることがありました。日本で一番短い空路は琉球エアーコミューターの南北の大東島(沖縄県)を結ぶ路線で、単純な飛行時間だけでは15分を切るときもあったりするらしいです。流石に今回利用した日本エアコミューターの伊丹但馬間はもう少しだけ距離はあるものの、それでもたった30分の空の旅です。以上、薄っぺらい旅豆知識のコーナーでした。
幸い、但馬に近づいてくると段々と空模様もマシになってきたので一回で着陸することが出来ました。ボーディングブリッジは無いので、20人くらいでわらわらと降りていきました。国内線なので審査もなくスイスイ出られました。
但馬空港から豊岡駅まで歩いていくことはオススメしません
週末になったら「魂」が宿りそうなたじまるくんの歓迎を受けて、空港を巡っていきます。本当はここまでで一章を切ろうと思っていたのですが、公民館くらいの大きさでちょっとウロウロしているだけで軽く目立ってしまっていたのでそそくさと空港を出ることにしました。
9時40分に城崎行きのバスがあるという案内は有りましたが、まだ9時30分位で特別やることも無かったので駅前まで歩こうかな〜と思い外に出て数分…
9時42分でこれです、大失敗です。但馬空港というのはどうやら山の中に立っている空港らしく、ここから歩こうと思うとどうやっても山歩きになってしまいます。道路も歩行者がやって来るという想定がされていないようでずっとこの調子なのでめちゃめちゃ危ないです。但馬空港に来た人はよっぽど暇で歩くことが好きな人でなければ普通にバスかタクシーを使いましょう。
天気が良ければまだ「のんのんびよりみた〜い」とテンションを上げられるかも知れませんが、天候も最悪なので気分も上がりません。途中で休憩しようにもコンビニも何も無いのでどうしようも有りません。
今回歩いたルートはこちら、是非「聖地巡礼」してくださいね(ヤケクソ)
FMジャングルを見学する
その後も特別に見どころはなく、ビシャビシャになりながらなんとか1時間半で豊岡駅へとたどり着くことが出来ました。こちら駅前ビルAity(あいてぃ)は「さとう」という地元GMSとニトリを中心にした商業施設で、上の階には豊岡市の施設などがテナントで入っているビルです。商業施設ファンの私は「ふむ、これは元々ヨーカドーが入っていたものの撤退して地元企業に何とか入ってもらっている愛知県のラピオ小牧と同じパターンだな」と一人頷いていました。しかし、調べて見るとヨーカドーがテナントが入っていた事実は無く、当初から「さとう」が入っていたようです(失礼しました)。
そんなAityの中には豊岡を中心とした但馬エリア唯一のコミュニティ「FMジャングル」のスタジオもあります。この施設も館内撮影が禁止されているので写真はありませんが、スタジオが2Fと3Fを結ぶエスカレーターの隙間に存在していて、非常にコンパクトな作りになっていました。しばらく見学したらお腹が空いてきたので、駅前商店街へと向かうことにします。
昼食は商店街をふらりと歩いていたら見かけ「しき彩」というお店にしました。こちらのお店は夜は居酒屋として営業していて、昼はお得なランチメニューを提供しているようです。最近の営業規制の影響もあり「居酒屋ランチ」をやたらインターネットでも見かけるので期待が高まります。
案内されて大きい個室に入ると、話題のCO2メーターがしっかりおいてありました。ふと、「この近くで深呼吸してみたらどうなるのかな」と思い注文を終え商品の到着の間に深呼吸をしてみると…(スゥ〜)
訳分からないぐらい数字が急上昇した後ブザーがピーピー鳴り始めてしまいました。その後すぐに下がり数秒で音も止まったので店員さんに迷惑をかけることもありませんでしたが…余計なことはやめましょう。
そんな事をやっていると注文しておいてた「しき彩籠御膳」が運ばれてきました。税込みで1,100円とランチとしてはやや高級ですがこのボリューム感！各メニューも流石居酒屋ランチといったところで揚げ物も刺し身も煮物も全て絶品でした。
さて、お腹も満たされ、3,000文字も近くなって来たので(メタ発言)城崎温泉へと向かうことにします。
それでは、また。
(つづく)
