「趣味ですか?お香とかですかね〜」
皆さんこんにちは、Lonowです。
小さい頃から「火」というものが大好きで、小学校のときはトーチ(主に尾張・名古屋地区の学生がやる火の着いた棒を振り回す踊り、普通に危なすぎるので最近はライトになったり中止になったりしている)を宿泊学習で回したりしていました。
写真ACより
先日愛知に立ち寄った際に何故か実家で蚊取り線香ブームが到来していました。以前はコンセントタイプのベープを使っていたはずなのですが、その場所に代わって渦巻き型の原始的な蚊取り線香が堂々と煙を吐き出していました。
数日の滞在の間に私もすっかりこの蚊取り線香の魅力、と言うよりもマッチでモノに火を点けるに取り憑かれてしまいました。終いにはわざと蚊取り線香を折って何度もシュッシュッシュッとマッチを擦り続ける様に…本当に成人男性のやることでしょうか。
ひとり暮らしの家に戻った後もあの感触が忘れられずソロキャンパーのYouTubeを見たりして「着火欲」を抑えていましたがついに我慢の限界が…
Twitterでこんな事を呟いてしまいました。
実家に帰ったときに蚊取り線香の火を付けまくって遊ぶのがめちゃめちゃ楽しかったから家にお香を焚きたくなってるんだよな、お香って何処で売ってるんだ?
— Lonow (@lonow_net) 2021年8月29日
すると親切なフォローしている人から『無印良品のお香は良いぞ』といった内容のリプライが来ました。インターネットの情報を信用してはいけないとよく言いますが、私がフォローしている人は大抵良い人なので信じることにしました。そのうち痛い目を見そうですね。
という訳で無印良品でお香だけを買ってきました。その他は全部ダイソーです。本当は無印良品にお香専用のスタンドと皿も売っていたのですが、こういう勢いだけでハマったものはあっけなくやる気も消えてしまうこともあるので(火だけに、しつこいですね)ダイソーでなんとかすることにしました。趣味を始めるときは出来るだけ「辞めるハードル」を低めにしておくと気持ちが楽になりますし。
という訳で一本40円くらいの白樺の匂いがするお香を100円のハクション大魔王みたいな小さなポットに入れ、100円のライターで火を点けます。
ユラユラと煙が出てきてやわらかい匂いが出てきました。優しい匂いを放ちながら木の棒が段々と短くなっていく様子を眺めていると普段の心配事も煙のように消えていく気がします、絶対に気持ちの問題だと思いますが。
10分ほど経つと静かに火は消えてしまいます。すぐに新しい木の棒をセットしましたが、このペースだと今日中に全ての木を灰にしてしまいそうなので、取り敢えずは一日一本にしておきたいと思います。
240円程度で始められる新しい「趣味」、いつまでブームが続くかは分かりませんがお香の煙のようにユラユラと続けていこうかなと思います(流石にしつこすぎますね)。「趣味ですか?お香とかですかね〜」って言うの、最近の私がよく言っている「趣味ですか?インターネットニュースのコメント欄を眺めることかね〜」よりも響きが圧倒的にキレイで好感が持てそうですし。
それでは、また。