大阪から長崎まで(ほぼ)18きっぷで行ってみる【乗車時間14時間超】
皆さんこんにちは、Lonowです。
長期休暇といえばといえば18きっぷ!という事で、今年もまた旅へと出かけることにしました。
★自由ポータルZで「もう一息」を頂きました!
※目次の時間は出発時間表記にしています。
18きっぷとは?
18きっぷというものについて簡単に説明をすると「JR各社の普通列車一日乗り放題」というスーパーお得な切符です。18や青春と書いてあるがために「学割」の仲間だと思われがちですが、利用者に年齢などの制限はなく1日約2400円で何処までも行くことが出来ます。細かいところを説明すると特例区間があったり、JR以外にも乗れる路線があったりするのですが、お得情報サイトになってしまうのでこれ以上の情報はJR東海の公式サイトで確認してください。
5:00過ぎ 自宅
ここからは実際のレポートを書いていきます。旅をしたのは3月16日、ほぼ始発で行かなければならないので早くから起きて出発する予定でした。そしてこの時点で私は3時45分だと勘違いしています。なのでTwitterにも
始発長崎18きっぱーの朝は早い(おはようございます)
— Lonow (@lonow_net) 2021年3月15日
しかし実際は、一時間遅れ。阪急某駅でもう電車が来ていて「始発より先に電車が来ることあるのか。。。んん!?」ここでようやく気付き阪急の車内で大慌てで乗換案内を調べました。
6:51 大阪
調べたところ一番早い便が6時51分大阪発の新快速姫路行きだったので、早くも当初予定していた始発(5時発)から約2時間の遅れ。この遅れを取り戻すためにはどうするべきかを考えながら、朝食代わりにマクドナルドでアップルパイとコーヒーを摂取しました。
新快速はサラリーマンから学生まで多くの人が乗っていて、18きっぷ適用車両にも関わらず100km超でビュンビュンと進んでいきます。この調子なら何とかオンタイムに合わせられるのではないでしょうか?
8:33 姫路
…と淡い期待を持って再検索をかけたのですが、どうしてもこのペースでは長崎には到着できないことが確実になりました。既に長崎でのホテルと翌日の帰り便で1万円近く払っているのにこのままではパーになってしまいます。
仕方なく、金券自販機から一区間分のみの新幹線回数券を購入しました。早くも正しい意味での「18きっぷ旅」は終了です。
新幹線到着まで少し時間に余裕ができたのでふらりと姫路市内を観光することにします。さすが観光都市というべきか、JR姫路駅からは姫路城がまっすぐ見られるように道が整備されているのですが、実は約1kmほどの距離があります。目的地がはっきりと見えているのに歩けども歩けども到着しない、しかも店もやっていないのでひたすら歩くしか無い。
城門までやってきたのですが、城の中に行くほどの時間はありません。結局世界文化遺産がゆっくりとズームしていくだけという結果になってしまいました。ちなみに本日の観光要素は以上でおしまいです。
意外と距離があったせいで駅への帰り道は小走りになりつつ、山陽・九州新幹線「さくら」に飛び乗ります。
20分程しかない乗車時間を最大限活用すべく、コンセントで携帯を充電したり、普通列車には無い一人用のテーブルを使った撮影をするなどの有意義な時間を過ごしました。
9:11 岡山
あっという間の高速移動もここまで、ここからは再びのんびり過酷な18きっぷの旅が再開です。
乗車時間の割には特別変わった出来事もなかったのでこの辺はサラッと。車内では本を読んだり、インターネットを眺めたりしたいました。そういえば何故か午前中なのに制服を着た学生が多かったのは何だったのだろう、もしかすると卒業式とか合格発表日だったのかもしれません(未調査)。
糸崎駅ではそのまま来た列車に乗り換えます。この駅か三原駅のどちらかで岩国行きへと乗り換えるのですが、正直どちらでも座れないことはないのでお好きな方を選んで大丈夫だと思います。
13:44 岩国
岩国では40分間の待ち時間があるのでお昼ごはんにしたいと思います。折角なので山口県の名物を食べようと調べますが、いかんせん時間が短いので困りました。
何とか見つけたのは、「福の花」というお店です。ネット検索で見つかった瞬間直ぐに電話をかけ、すぐに食べられるようにお願いしておきました。
入り口にも「山口名物 瓦そば」の旗があるのでこれは期待が高まります。
電話をしていた効果もあってか、ほとんど待たずに瓦そばが到着しました。玉子と肉が蕎麦の上に乗っており、更にレモンともみじおろしで味変まで行けるという目にも口にも楽しい一品。瓦そばのいわれは西南戦争に瓦を鉄板のように使っていたというところらしく、ということは他の料理にも応用できるということでしょう。いつか河原で瓦BBQとかやってみたいですね、というか既に町おこし企画としてやってそうですが。
お腹も満たされたので、長い長い山口横断にチャレンジします。
17:03 下関
過酷な山口横断は、18きっぷの名難所「静岡横断チャレンジ」と比べると二人がけのクロスシートなのでやや楽なのですが、そうはいっても3時間乗りっぱなしは大変でした。海沿いを多く走っているので、最初のうちは「わあ〜海だ〜」となっていたもののだんだんと海の景色もマンネリになってきてしまうという始末。
何とか下関に着いたものの、滞在時間はたったの14分。改札口のふぐ提灯を撮って直ぐにホームに戻ります。
ローソンみたいな電車に乗っていよいよ九州上陸です。
17:42 小倉
遂に九州へと上陸しました。
北九州モノレールがビルの中まで刺さっていて面白いです。ショッピングモールファンとしては、この突き刺さったフロア部分のテナント料はモノレールの会社が払っているのかそれとも別の扱いがされているのかが気になりました。
本当は名物のかしわうどんも食べたかったのですが出発時間に食べられるかが微妙だったので、コンビニのハムカツで軽くお腹を満たしました。あとから調べるとクッキングパパなどにも紹介されていたお店だったようで…残念。いつか食べたいです。
再び電車に乗り込み福岡県を抜けていくと、スペースワールドが有りました。残念ながら2018年元旦に閉園してしまっていて、現在は更地になっています。来年(2022)春には奥に見えるイオンモール八幡東が拡張し、全国初の「THE OUTLET」併設モールとなることが既に発表されており、こちらは非常に楽しみです。
20:01 鳥栖
スペースワールドを抜けてからは暫く寝てしまい、電車は佐賀県へと入っていきました。
佐賀県を訪れるのは初めてですが、既に外は真っ暗。観光地を周る時間もないのでなんとなく駅前をフラフラします。
唯一あったそれっぽい建物はサガン鳥栖とコラボしたローソンでした。ちなみにサガン鳥栖の現在の本拠地は「駅前不動産スタジアム」というなかなか個性的な名前で、駅前不動産のお店はしっかり 鳥栖駅前にも有りました。そんな事を調べていたら時間が来たので飲み物だけ買い、また電車に乗り込みます。
21:48 早岐
地元の人たちの帰り道と一緒に揺れながら、電車は早岐へと到着しました。
この1時間半の間に空腹がかなり限界値になってきており、奥にガストに行きたくて行きたくて仕方がなかったのですが待ち時間がたったの7分しか無いので泣く泣く断念。
そして、遂に最後の列車がホームにやってきました。
シーサイドライナーと呼ばれる列車で、全面に書いてある「YC1」は「優しくて 力持ち」の略でもあるようです。(写真は長崎駅にて)
最近投入された列車のようで内装もこのようにピカピカでした。ファミリーレストランのボックス席のような快適さで、長時間座り続けて痛みが出つつあった下半身に確かに「優しくて、力持ち」な列車でした。
いよいよ娯楽もなくなってきたので、Discordにアップされている見ず知らずの人の日記を読んだり、人生について考えたりしていると…
23:12 長崎
遂に長崎駅に到着しました!
乗車時間は約14時間、移動距離は750km以上と過酷な旅では有りましたが何とか無事ににたどり着くことが出来ました。最初に思いっきり予定していた電車を見逃していたときはどうなることかと思いましたが、一区間分のみ新幹線を使うというチート機転を利かすことが出来て本当に現代文明に感謝です。ナビタイムとジョルダンには本当に感謝しています。
???「でも18きっぷ完全乗車じゃないじゃん」
またいつかリベンジし。。。もう良いかな〜〜許して〜〜
この他にもこっちのルートを使ったほうが良いとか、ここのグルメを食べるのもありとかあれば是非コメント欄やSNSでリアクションしていけると嬉しいです。いつか長崎18きっぷリベンジの時に参考にします。
それでは、また
Cパート 長崎の夜は早かった…
着いた時間が遅すぎて殆どのお店が閉店かラストオーダーギリギリになっていたので、らーめん政というお店で長崎家系ラーメンを食べました。結局長崎ちゃんぽんもカステラも食べずに関西に帰ってしまいました。いつかちゃんとした「長崎観光」しに飛行機か新幹線に乗っていこうと強く決意しました。
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