しこくるり四国DC満喫きっぷで行く四国一周チャレンジⅰ〈Lonow的四国鉄道ひとり旅①〉
皆さんこんにちは、Lonowです。
いよいよ全国的に旅行が行けるようにな空気感になり、毎日グーグルマップを眺めながらプランニングをする日々が続いています。
今回からは先日四国を3日間でくるりと回った記録を残して行きたいと思います。今回も初めてのフェリー泊やデジタル切符などチャレンジングなことが多くのことを経験しました。
11月3日
23時50分 神戸三宮フェリーターミナル
最近「早朝便だったり、深夜に出発すると翌日の朝一番から即行動出来る」という事は旅の充実度と大きく関わってくることに気づきました。という訳で、神戸からジャンボフェリーの深夜便を利用して高松へと向かうことにします。(写真は映らない角度から撮影しているので伝わりにくいですが)祝日の夜ということもあってか、かなり多くの人が乗船していました。
11月4日
ジャンボフェリーは乗船時間が約4時間と深夜フェリーの中ではかなり短いそうで、今回初めて深夜便に乗る私は「深夜フェリーでもしっかりと眠ることが出来るか」というある種のテストも今回は兼ねています。折角なので船内の探検を少ししましたが、深夜1時のデッキからは景色も殆ど見えなかったので、雑魚寝スペースにてもう眠ることにしました。おやすみなさい…
3時27分 ジャンボフェリー船内食堂
やっぱり揺れなのか寒さのためなのか出港から2時間を過ぎた頃に目が覚めてしまいました。寝転がりながらジャンボフェリー情報を調べていると、船内のうどんが有名だという記述を見かけたのでダメ元で食堂に向かってみると
深夜3時半にも関わらず普通に営業していました、流石うどん県行きのフェリー。券売機でかやくうどんを注文すると数分で出てきました。食べると身体が一気に温まり、すぐに眠れたのでどうやら不眠の原因はフェリーではなく防寒対策だったようです。どうやら深夜フェリーも体質的に問題なさそうなので、今後の旅に使える選択肢がまた一つ増えました。
5時30分 高松駅付近
到着する港から高松駅までは少し距離がありますが、無料の連絡バスが用意されているので安心です。何だかんだで「寝起き」だったのでこの辺の記憶が曖昧なものの、気づくと高松駅に到着です
事前のリサーチで「高松駅前には朝5時からやっているうどん屋がある」という情報を入手していたので、3時間前に食べたばかりですが高松駅前の「味庄」というお店に向かうことにします。
頂いたのはシンプルに定番のかけうどんとトッピングには秋らしくきのこのかき揚げを載せました。2つ合わせてもお値段は350円、早朝にもかかわらず多くのお客さんが来るのも納得のコスパの良さです。「同じうどんなのにお店によってそれぞれ味や魅力が違っていて面白いなあ~」と思いつつ、高知県へ向かって特急に乗りこみます。
そうそう、今回は四国のデスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ用意されたお得な切符「四国DC満喫きっぷ」を利用しています。こちらは特急自由席を含むJR四国全線と、一部の第三セクター・JRバスを3日間自由に乗り降りすることが出来ます。通常の紙切符だと1万円ですが、私は観光アプリ「しこくるり」を利用したデジタル版にした為9000円とさらにお得になりました。
特急しまんと1号 高松0614→高知0818
高知0830→安芸0918 (土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線直通)
9時20分 安芸駅 ぢばさん市場
※写真はお昼に撮ったもの
電車を乗り継いでやって来たのは、高知県安芸市です。阪神ファンの方はキャンプ地にもなっているのでご存知かもしれません。駅に併設されている道の駅のような建物「ぢばさん市場」で無料のレンタサイクルを借りて町中の散策をしていきます。
まず最初に向かったのは市場でオススメされたこちらの建物。一見ただの古民家のようですが、あの三菱グループの創始者 岩崎弥太郎の生家です。入場料もかからないのでフラフラと散策していると、地元のボランティアガイドさんが声をかけてくださり、マンツーマンで解説をして頂きました。
その後はガイドさんから紹介して頂いた野良時計や安芸の城下町を見学していきました。野良時計は家ごとにまだ時計のなかった明治時代に、当時10歳の畠中源馬が独学で時計作りの技術を身に着け、自宅の上に設置したものです(凄っ!)。朝一番の時点では安芸市の事を全く知らなかったのに、この数時間でかなり詳しく慣れたような気がしました。
11時30分 廊中ふるさと館
朝にうどんを2杯食べたのに、「勉強」をしたらお腹が空いてきました。城下町の中にある廊中ふるさと館で昼食を頂くことにします。
名物の「かき揚げちりめん丼」を選びました。山菜とちりめんじゃこのかき揚げはかなり大きくボリューム満点であるものの、「お好みで」と付けて貰ったゆず汁をかけて食べるとそこまで油っこくもなくサラリと食べられました。
12時20分 安芸駅
レンタサイクルを返却し、安芸駅に戻ってきました。高知駅へは少し珍しい列車に乗ることにします。やなせたかし先生がのキャラクターが描かれたラッピング車両というのも珍しいですが、この反対面は…
なんと電車の窓がないオープンデッキ車両になっています!船のデッキや天井がないバスのように風を全身に感じながら列車旅を楽しむことが出来ます。遮るものもなくバンバン加速していくため、移動中はほぼジェットコースター感覚になり、砂ぼこりも結構飛んできます。
トンネルに入ったタイミングで「バンッ」と目の前に何かが通りました。恐らくまた落ち葉か何かだと思って気にしていませんでしたが、トンネルから出るとどうも隣のグループがザワザワています。
「あの~そっちにきっぷって落ちてたりしませんか?」
「いや特には…あっ!!!」
とにかく乗車時は気をつけましょう。(その後運転手さんに説明し、無事に下車できていました)
しんたろう1号 安芸1245→後免1339
後免1343→高知1359
14時00分 高知駅前
そんなこんなで再び高知駅に戻ってきました、午後は高知市内と桂浜の観光をしていきます。
それでは、また(つづく)